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風洞試験設備の改修工事作業での高所作業台導入・活用事例です。 建屋の15mほどの高さに、施設の中から外部へ送気するためのダクトの延長工事。それは恐かったです。
風洞試験設備の改修工事作業で使用。10m以上の高さの垂直の梯子から解放された
10年ほど前に、宮城県のある施設の風洞試験設備の改修工事の中間検査に立ち会った時のことです。建屋の15mほどの高さに、施設の中から外部へ送気するためのダクトがありましたが、そのダクトを溶接により延長すると言う改修工事でした。
15mの高さまで、ステップ台を積み重ねてありましたが、登るための階段はなく、垂直のはしごが付いているだけでした。作業員は、ひょいひょいと、工具を背負って登ってゆき、溶接作業を行いました。完了後、上から、検査に登って来いと声をかけられました。
それで、「わかりました!」と言ったまでは良いのですが、数段登って、現場を見上げた途端に…高さを認識したのです。安全帯をつけており、登りながら、落ちないようにロックしているので、踏み外しても、下までは落ちないと、頭ではわかっているつもりなのですが、手も足も言う事をを聞かなくなったのです。
もちろん心臓はパクつき、呼吸は荒くなったのです。作業員に気づかれないように、必死に、登ることになりました。降りる時は、以外にも、早く降りたくて、思ったよりも大丈夫だったのが、忘れられません。
しかしその後安全確保の為に高所作業台を導入する事となり、私の恐怖は半減される事となりました。足元も梯子の時とは打って変わって、安定していますし、何より両手を離しても安心して作業ができました。
(男性・57歳)
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